私自身がドイツで保有する証券ポートフォリオの中の約1割を占めるDAXのポジション調整の際に参考にしているヘッセン州立銀行の「株式チャートブック」がアップデートされたのでそのエッセンスをご紹介します。
https://mailing.helaba.de/-link2/15466/16757/5/11/8115/R3k1slkG/n1ZZpgmjim/0
★以下①~④の総合評価:ホールド~連日高値更新中で、ドイツの不景気との対比ではやや違和感のあるDAXですが、ここで大きく利食い売りしてしまうのはもったいない/一部利食うならBEST指数(青線)が過熱領域(上の線:1σ以上)に来るまでは引き付けたい、と思っています。
①景況感~少し底打ち感がでてきたものの、まだまだ水準としてあまりにも低い状態。
②値動きのテクニカル~やや過熱感あり。
③投資家のセンチメント~強気にも弱気にも傾いていないので、危険な状態ではない。
④バリュエーション~PER、PBR、配当利回り、キャッシュフローなどを総合評価すると、ほぼ完全に中立状態。
ちなみにSENTIXの直近投資家アンケート結果によると、上記HELABAの分析同様、投資家センチメント(上図)は中立、テクニカル(下図)はやや過熱気味となっています。
SENTIX独自の「Time Differential Index」によると、中長期的な強気度に対して短期的な強気度が高すぎるので要注意、というシグナルが出ています。
<DAXチャート>
<日独経済日記>