日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20240404 ヘッセン州立銀行による独DAXの総合評価:ホールド

私自身がドイツで保有する証券ポートフォリオの中の約1割を占めるDAXのポジション調整の際に参考にしているヘッセン州立銀行の「株式チャートブック」がアップデートされたのでそのエッセンスをご紹介します。

https://mailing.helaba.de/-link2/15466/16757/5/11/8115/R3k1slkG/n1ZZpgmjim/0

 

★以下①~④の総合評価:ホールド~連日高値更新中で、ドイツの不景気との対比ではやや違和感のあるDAXですが、ここで大きく利食い売りしてしまうのはもったいない/一部利食うならBEST指数(青線)が過熱領域(上の線:1σ以上)に来るまでは引き付けたい、と思っています。

 

①景況感~少し底打ち感がでてきたものの、まだまだ水準としてあまりにも低い状態。

 

②値動きのテクニカル~やや過熱感あり。

 

③投資家のセンチメント~強気にも弱気にも傾いていないので、危険な状態ではない。

 

④バリュエーション~PER、PBR、配当利回りキャッシュフローなどを総合評価すると、ほぼ完全に中立状態。

 

ちなみにSENTIXの直近投資家アンケート結果によると、上記HELABAの分析同様、投資家センチメント(上図)は中立、テクニカル(下図)はやや過熱気味となっています。

SENTIX独自の「Time Differential Index」によると、中長期的な強気度に対して短期的な強気度が高すぎるので要注意、というシグナルが出ています。

 

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