日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20220715 Key Figures on Europe 2022

ヨーロッパを理解する上で大変便利な冊子が出ていますのでご紹介します。ざっと図やグラフを見る(ビジュアル)だけでイメージがつかめる良品ですので、欧州に関係のある方は一瞥をお勧めします。

https://ec.europa.eu/eurostat/documents/3217494/14871939/KS-EI-22-001-EN-N.pdf/9ad193b2-fb0e-7ef3-2200-053f845df1be?t=1657630160989

 

まず大前提として、対象諸国の2文字表記を軽く頭に入れておきましょう。この種の資料ではドイツは常に「DE」(Deutschlandの最初の2文字)と略称されます。その他は大体想像がつくのですが、ギリシャは「EL」、エストニアは「EE」(「ES」はスペイン)というのは覚えておきましょう。

ちなみにスイス、ノルウェーアイスランドリヒテンシュタイン(EFTA4国)はEUでないながらも掲載されていますが、英国は完全に取り扱い対象外(アウトオブ眼中)となっています。

 
以下、私が便利そうに思ったものを8つだけ厳選して掲載しておきます。
 
①難民受入~ドイツはシリア、アフガン、イラク中心に大量受入れ

 

②物価水準~スイス、アイスランドルクセンブルクが高い(ドイツは中庸)

 

 

③エネルギー輸入元(2020年)~ロシア依存はドイツだけの問題にあらず

 ④家庭用電気代~ドイツは昔から1位か2位

 

⑤空港トップ10~パリ、アムステルダム、フランクフルトがトップ3

⑥港湾トップ20~アントワープがダントツで大きい

⑦所得の男女格差~女性の地位が高いとされるドイツでも約2割の格差アリ

 

 

⑧平均寿命~東欧で短いが、ドイツも豊かな割にさえない(スイスに見劣り)