7日間指数(人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数)で比較すると、
ドイツ(青)はだいぶ日本(黄)や英国(赤)の水準に近づいてきました。
ドイツから日本に帰国する際、ドイツは下表の青に分類されているので、到着空港での検査も隔離も免除されています。
但し、日本から見たドイツの感染リスクは、レベル2(紫色)「不要不急の渡航はやめてください」であり、米国、英国、オランダなどのレベル1(水色)「十分注意して下さい」にはまだ追いついていません。
しかも、最近になって再生産数が再び急上昇し、1.0を上回ってきましたので、当面改善は期待薄となっています。
また、(他の緩んでいる国々でも同様なのでしょうが)最近新規感染が減ったように見えているのは検査数(青)自体が激減している(検査せずに適当に済ます感染者が増えている)ためと推察されますので、実態は数字で見えているよりもはるかに危険と考えておいた方が無難と思います。(赤:陽性率、灰:検査キャパ)
なお、現在ポルトガルではオミクロンの変異種BA2(毒性は弱くない)が猛威を振るっており、欧州で最悪の感染状況となっています。
ドイツでのBA5のシェアはまだ5.2%と限定的なのですが、ここ数週間じわじわ増えてきているのは事実であり、今後急拡大する可能性も否定しきれません。
<上記データ元一式>
Corona Zahlen aktuell: Karte für Deutschland + weltweit (morgenpost.de)