約6百万人を集める世界最大の祭典、ミュンヘンのオクトーバーフェストは、過去2年コロナで中止されていましたが、今年は9/17~10/3の間、平年通りの開催を予定しています。
オクトーバーフェストはビール祭りですから、当然ながら毎回そのビール価格が話題になります。ここ10年くらいは毎年+3%強の値上がり(一般的インフレよりはやや高め)が定着していましたが、今年は折しもの強烈なインフレを反映して、前回(2019年~3年前)比+16%程度(リッター10.8~11.8⇒12.6~13.8ユーロ)となる見込みのようです。年あたりにすると+5%強の値上げですから、まあそんなところなのかもしれません。
ただ、コロナが再び猛威を振るい始めるリスクはまだ残っていますし、ウクライナ情勢次第では「ビール祭りで浮かれている場合ではない」という雰囲気になる可能性もありますので、開催が100%確実と言える状況ではないようです。
ちなみに、日本では年中各地で(本場よりはかなり小さめの)オクトーバーフェストが開催されています。
ビールのサイズが違うので単純に比較はできませんが、最近の日本のオクトーバーフェストでは、(ドイツの半分の)500ミリリットルで1500円くらいということですので、リッター当たりでは21.5EURとなり、日本では(運び賃と円安の分)やはりお高めということになっています。
OKTOBERFEST 2022 日本公式サイト (oktober-fest.jp)
なお、最近は環境を意識した「リユースカップ」なるものが登場しているようですが、普通のグラスの場合はデポジットが(昔から)1000円するので、くれぐれもグラスをなくしたり割ったりしないようにお気を付けください。。。
こちらの伝統ある地ビール銘柄は、500ミリリットル1600円(グラスには別途1000円のデポ)とのことです。