日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20230917 オクトーバーフェストの環境負荷

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シュテルン誌が現在ミュンヘンで開催中(9/17~10/3)のオクトーバーフェスト環境負荷(レベル感)について解説しているので、そのエッセンスを以下ご紹介します。

 

オクトーバーフェスト世界最大級の祭典だけあって資源の消費量も甚大

 昨年実績:

  鳥:50万羽

  牛:130頭

  子牛:80頭

  ビール:560万リットル

  ペーパータオル:約1,220万枚

  電力:300万キロワット時(再エネを利用)

  ガス:13万3000立方メートル(ガス不足のため、平時より20万立方メートル節約)

  水:9万7000立方メートル

 

●予想される600万人の訪問客のうち

  70%が車や電車で来るバイエルンの地元民

  9%がドイツ国内の他州から

  外人客の主な出身地は、イタリア、アメリカ、オーストリア、イギリス

 

●企業はしばしば、この時期のフライトでのミュンヘン出張を社員へのボーナスとして扱い、(形だけの)会議や顧客接待の機会にしている。

(筆者注:私も25年前、今はなきあるバイエルンの銀行から招待され、最初に1時間だけ形だけの経済講演会に参加した後は、テントやバーで徹夜でひたすら飲み食いし続ける、という形で参加したことがあります。今思えば、先方の社員~私のセールス担当者~が一番楽しんでいました。大なり小なり今でもその伝統は続いているようです。)

 

●恐らくこういったフライトから出るCO2が最も環境負荷が高い。