シュテルン誌が現在ミュンヘンで開催中(9/17~10/3)のオクトーバーフェストの環境負荷(レベル感)について解説しているので、そのエッセンスを以下ご紹介します。
●オクトーバーフェストは世界最大級の祭典だけあって資源の消費量も甚大。
昨年実績:
鳥:50万羽
牛:130頭
子牛:80頭
ビール:560万リットル
ペーパータオル:約1,220万枚
電力:300万キロワット時(再エネを利用)
ガス:13万3000立方メートル(ガス不足のため、平時より20万立方メートル節約)
水:9万7000立方メートル
●予想される600万人の訪問客のうち
70%が車や電車で来るバイエルンの地元民
9%がドイツ国内の他州から
外人客の主な出身地は、イタリア、アメリカ、オーストリア、イギリス
●企業はしばしば、この時期のフライトでのミュンヘン出張を社員へのボーナスとして扱い、(形だけの)会議や顧客接待の機会にしている。
(筆者注:私も25年前、今はなきあるバイエルンの銀行から招待され、最初に1時間だけ形だけの経済講演会に参加した後は、テントやバーで徹夜でひたすら飲み食いし続ける、という形で参加したことがあります。今思えば、先方の社員~私のセールス担当者~が一番楽しんでいました。大なり小なり今でもその伝統は続いているようです。)
●恐らくこういったフライトから出るCO2が最も環境負荷が高い。