日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20240425 ドイツの気になるデータ5選(GDPナウキャスト、労働コスト、ECB経済月報など)

①ifoCASTGDPナウキャストの一種)~Q1実質GDP(4/30速報発表)前期比▲0.43%と弱目の予想。但し、Q2予想が+0.97%まで切り上がっており、イリクリなどで高めに出る可能性あり。ちなみに市場予想はゼロ近傍でプラスマイナス0.3%程度に割れている模様。

ifoCAST | Facts | ifo Institute

<構成要素>

https://www.ifo.de/en/ifoCAST

 

②時間当たり労働コスト(全産業、2023年、社会保険料などの労働副次コスト等含む)~ドイツは41.30EUR/時でEU平均の31.80EUR比で3割高。うち製造業は46EUR(EU平均32EUR)、サービス業は39.8EUR(同31.8EUR)。

https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/04/PD24_165_624.html

 

③グローバル経済~世界経済が回復し、支出が貿易品にさらにシフトするにつれ、ユーロ圏の輸出の伸びは今後数四半期で加速するはず、と評価。日本についてっは「インフレと賃金の伸びが堅調に推移しており、日銀はマイナス金利政策を終了した。」とコメント。

 

④ユーロ圏経済~サービス業主導でゆるやかながらも改善に向かっている。但し、企業や住宅関連の投資は弱く、リスクはまだ下振れ方向。

 

⑤インフレ見通し~市場はECB目標2%の達成をほぼ確信。

 

③~⑤のソース:ECB経済月報(4/25発表)WEB翻訳でざっと目を通す価値大

www.ecb.europa.eu

 

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