①ドイツGDP軌道イメージ(ドイツ銀)~この先前期比プラス成長が続くも、今年通年では前年比+0.3%どまり、中長期的にもトレンドラインを大きく下回る見込み。
但し、OECDの予測によると、来年の成長率は英国を上回り、G7最下位を脱出できる見込み。
②製造業が生み出す付加価値~近年は鉱工業生産(薄青)で見えているよりははるかに大きな付加価値(黒、GDP)を生み出している。原料の節約と生産効率を向上しつつつ、高付加価値化を進めてきたため。
③IAB雇用バロメータ(4月)~雇用(黄)はプラス水準維持、失業(赤)は顕著に改善中。
https://iab.de/daten/iab-arbeitsmarktbarometer/
④DAXの評価~ヘッセン州立銀行のDAX分析、BESTインジケータの総合評価は、ホールドかつ改善方向(押し目買い方針継続でよさそうな感じ)。構成要素である、景況感、投資家センチメント、バリュエーション(PER、PBR、配当利回り、キャッシュフローなど)はいずれもニュートラルのど真ん中付近。高値更新で過熱気味だったチャートテクニカルも最近の調整で中立化。
⑤インフルエンザ流行度合い~患者数590万人。週あたり新規感染7.1%(但しコロナはほとんどなし)と再び過去最高レベルに増加。ただでさえ労働時間が短いドイツでの病欠増加(ドイツでは有給を使わずに休める)は意外と大きな景気押し下げ要因。
https://influenza.rki.de/Wochenberichte/2023_2024/2024-17.pdf
<日独経済日記>