日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20240503 ドイツの産業立地の弱みと強み

Word Cloud, ifo Institute, survey, ifo and FAZ Economists Panel, frequency of mentions of reform proposals, May 2024

https://www.ifo.de/en/facts/2024-05-03/economists-panel-reform-proposals-for-germany

本日発表されたifo研によるドイツの産業立地分析レポートのエッセンスは以下の通り:

 

●学校の評点で言うと3.4(平均よりやや下/イマイチといったイメージ)。

●計13の評価項目のうち
高評価は、①政治制度、②教育と人的資本、③治安と地政学的リスク、金融へのアクセス。
低評価は、⑬デジタル化、⑫賃金以外の労務コスト、⑪規制と官僚主義、⑩エネルギーと原材料、⑨税金。

図表、ifo 研究所、調査、ifo および FAZ エコノミストパネル、ドイツの強みと弱み、2024 年 5 月

 

【改善提案】

  • 入札手続きや建設/投資の承認手続きの迅速化。
  • 新規および既存の法律について官僚コストをより厳密に計測・検討すること。
  • 公共サービスにもサービス精神を育むこと。
  • 税負担軽減と税制簡素化。
  • 労働時間短縮のインセンティブを減らし、長時間働くことの魅力を高めること。
  • 退職年齢の引き上げ。
  • 限界税率の調整(より多く/長く働くことの魅力を高めるなど)。
  • 脱炭素においては、個別性が強いので一概には言えないが、市場志向かつ国際的枠組みに沿った対策を推奨。

 

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