昨日ifoから発表された「ドイツの産業界は競争力が危機に瀕している」のエッセンスは以下の通り:
- EU内および世界市場におけるドイツ産業の競争上の地位はここ2年間で急速に悪化している(上図)。
- 冒頭グラフはドイツ産業界の国内(青)、EU内(灰)、EU外(黒)市場での競争力(調査対象企業の自信度のDI)推移をグラフ化したもの。
- EU外では2022年の第1四半期、EU内では同年第3四半期にDIがネットマイナスに転じている。
- ドイツ産業界は国内外すべての市場で自信を失いつつある。
- ほぼすべてのセクターが、競争上低下を報告している(製薬、木製品(家具を除く)、飲料などは希少な例外)。
- 国内市場では2022年末までほとんどの企業が自社競争力に自信を持っていたが、最近はそれも失われている。
- 法人税軽減、行政手続き迅速化、官僚主義削減などが急務。
<日独経済日記>