2022-10-01から1ヶ月間の記事一覧
●来年の実質GDPがこれまで(今年7月や4月)の予測比全面的に大幅下方修正される中、ドイツは来年▲0.3%と先進諸国中最悪の大幅下方修正。 ●主要計数中長期予測 2022 2023 2024 2025 2026. 2027 実質GDP +1.5% ▲0.3% +1.5% +2.2% +1.8%. +1.3% インフレ +8.5% …
今後正念場を迎えるドイツ経済をモニタリングしていく上で、ドイツ連邦統計局のこちらの経済総合サイト(以下リンクの通り英語版あり)が大変便利ですので、特筆すべき(普段あまり見かけることのない)チャートを中心にご紹介しておきます。 https://www.de…
昨日(10月9日)実施されたニーダーザクセン州議会選挙では、地元で高い人気を誇るヴァイル州首相(SPD)が、現職ボーナスを活かしてSPDの第1党の座を防衛し、赤緑政権下での州首相就任(3期目)を確実にしました。 SPD(赤、中道左派):第1党の座、州首相…
ロシアによるウクライナ侵略戦争勃発以降、ドイツはウクライナからの移民/難民を積極的に受け入れています。その関連で、今朝ドイツ連邦統計局から以下のような統計が発表されていますので、ポイントをご紹介します。 今年2〜8月のウクライナからの流入(下…
当ブログで何度も紹介しているこちらの「ZEITエネルギーモニタリングサイト」が劇的に進化していますのでご紹介します。 ZEIT ONLINE | Lesen Sie zeit.de mit Werbung oder im PUR-Abo. Sie haben die Wahl. dateno.hatenablog.com サイトの内容は全てドイ…
<Japanese> 物事を極力前向きに捉えるスタンスの当コラムではありますが、時には最悪のシナリオにも思いを巡らしてみます。日本近くでは相変わらず北朝鮮が連日ミサイルを飛ばしていますが、ドイツ近くでは放射能リスクが一定の現実味を増しています。幸いドイツには19</japanese>…
日本の歳入/歳出ギャップを「ワニの口」と表現することがよくありますが、最近ドイツでもそれにそっくりなものを見つけました(ドイツで実際にそのように表現されているわけではなく、あくまで私見です)。 8月ドイツ小売売上高統計が今朝発表されたのですが…
こちらで心配していた通りの感染急拡大が始まっています。 20220930 ドイツコロナ状況アップデート〜いよいよ流行再開 - 日独経済日記 ただし、重症化や死亡リスクは少なく、もはやインフルエンザ程度にしか思っていないドイツ市民に対して、ワクチン接種、…
今週末の日曜日(10/9)にドイツで今年最後の州議会選挙が実施されます。 ニーダーザクセン州議会 - Wikipedia 前回2017年の選挙ではSPDが第1党の座を維持、SPD+CDUの大連立のもとでヴァイル州首相が続投となりました。 ja.wikipedia.org 同州での世論調査(…
国際エネルギー価格も、国際食料品価格も、グローバルなスローダウン期待の台頭もあって、既にピークアウトしているように見えるのですが..... Global inflation tracker: see how your country compares on rising prices | Financial Times 電気代やガス代…
当ブログで何度もご紹介しているWAIですが、本日先ほど発表された数字はいつもより重要度が高いのでちょっとご説明させていただきます。 www.bundesbank.de 本WAIはドイツ連銀がGDP NOWCASTの試行モデルとして毎週初発表を続けているもので、今回は9/26-10/2…
https://www.bundesregierung.de/breg-de/themen/deutsche-einheit 本日で東西ドイツが正式に再統一されて32年。毎年10月3日はドイツ統一の日ということで祝日です。今回も式典やコンサートなど数多くのイベントが行われています。 ●ショルツ首相は国民に以…
ドイツ第二公共放送(ZDF)に世論調査結果を月数回提供しているWahlenから、ドイツ政治家人気トップ10のランキングが発表されました。 これまでトップを走っていたハーベック経済相は、今回僅差ながら4位に転落しています。最近のガス不足への対応(ガス価格…
ドイツの街を歩いていると、突然このような巨大壁画に出くわして驚くことがあります。 これは Dr. Hans Riegel 基金が推進している「Wall of Vison」という芸術普及活動の一環です。 芸術を一部のエリートに独占させず、(放っておくとあまり興味を示さない/…
<Japanese> 先週は英トラス首相の国債大量増発を伴うバラマキ政策が、マクロ経済政策としてのサステナビリティについて市場から落第点をつけられ、新興国並のトリプル安(株安・債券安・ポンド安)を引き起こし、世界中の長期金利を押し上げるという大失態を引き起こし</japanese>…
ドイツの再生産数(赤線;R)が1.42まで急上昇し、冬場に向けての感染再加速が不可避の状況になってきました。 国際比較に最も適したベンチマークである「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の累計新規感染者数)でみると、日本(黄)は187人まで低下す…