ドイツ第二公共放送(ZDF)に世論調査結果を月数回提供しているWahlenから、ドイツ政治家人気トップ10のランキングが発表されました。
これまでトップを走っていたハーベック経済相は、今回僅差ながら4位に転落しています。最近のガス不足への対応(ガス価格上昇分の川下転嫁ドタバタ撤回、脱原発の微妙な延期)が頼りなく見えてしまったせいで、評価を下げてしまった格好です。
目先特段イシューのないエツデミール農業相がトップになっていますが、上位四人はほとんど差がなく、次回以降順位は簡単に入れ変わりそうです。
トップ政治家の大半が評価を下げており、与野党揃って現在の難局(インフレ、戦争、リセッション)に対する有効な対策を打ち出せていないことに対するドイツ国民の不満の高まりを感じさせます。
なお、極左(Linke)と極右(AfD)は共により大きく評価を下げており、ポピュリズム台頭の兆しはあまり感じられません。