日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

核兵器

20230913 プーチン・キム首脳会談についてのドイツメディアの報道ぶり

本日、ロシアのプーチン大統領と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長との首脳会談が始まっていることについてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 両首脳は示威的に握手し、いつもの警護付き装甲列車でロシアに入った金正恩はプーチンの招待に感謝した…

20230625 ワグネル撤収についてのドイツメディアの報道ぶり

プリゴジン氏がモスクワへの進軍を停止し、ワグネルの蜂起が終息したことについてのドイツメディアの報道ぶり(当然ながら終日特大トップニュースとして扱われていました)は以下の通りです。 思ったより早く蜂起断念となったのは、プリゴジン氏が当初期待し…

20230521 広島G7サミットの評価についてのドイツメディアの報道ぶり

今回のG7はかなり盛りだくさんで、多くの細かい部分がバラバラに報じられているため、それらも含めた全体感にはなっていないかも知れませんが、私なりに主要な報道をフォローしている限りでは概ね以下のような感じなのではないかと思います。 インド太平洋地…

20230519 G7広島サミットについてのドイツメディアの報道ぶり

本日より日本で開催されているG7首脳会議についての現時点でのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 被爆地であり岸田首相の出身地でもある広島でのサミットで、核兵器問題にフォーカスするのは正しい選択。 核兵器の使用によって引き起こされた想像…

20230407 マクロン訪中に関するドイツメディアの報道ぶり

今回のマクロン仏大統領訪中についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。 マクロン大統領は、3日間にわたる訪中の冒頭で、中国は重要な貿易相手国であり、政治的対立はあっても、中国から距離を置くべきではないと強調した。 マクロンは50人以上の…

20221029 来年以降の世界の潮流と自衛策

<Japanese> 毎年この時期になると、来年以降の世界の潮流について思いを巡らせてみることにしているのですが、今年のロシアによるウクライナ侵攻をきっかけに、大きな流れは以下のようにかなり厳しいものになってしまっており、今まで以上にリスク対策が重要になってき</japanese>…

20221008 ドイツにおける放射能リスクへの備え

<Japanese> 物事を極力前向きに捉えるスタンスの当コラムではありますが、時には最悪のシナリオにも思いを巡らしてみます。日本近くでは相変わらず北朝鮮が連日ミサイルを飛ばしていますが、ドイツ近くでは放射能リスクが一定の現実味を増しています。幸いドイツには19</japanese>…

20220527 ドイツ政局アップデート(政権を不安定にするほどではないもののショルツ首相不人気)

最近のドイツ政党別支持率世論調査結果を見ると、 メルツ/ゼーダー党首率いるCDU/CSUが、20%台後半でトップ独走態勢を確立しつつあるのに対し、ショルツ首相率いるSPDは20%台前半でGreenに肉薄され、第2党の地位ですら危うくなりつつあります。 オンライン…

20220418 武器供与問題についてのドイツ主要メディアの論調

ドイツは、哨戒艇、潜水艦、戦車などの立派な武器輸出大国ではあるのですが、これまで、過去への歴史に対する反省から、紛争当事国への武器輸出は政治判断で回避してきました。そのため、ドイツは当初、他国がウクライナへの武器供与決定に踏み切る中で、ヘ…

20220320 核弾頭国別保有件数

ドイツのニュースで、 「核弾頭の数だけでいうと、ロシアの6,255に対し、仏290+英225で515に過ぎないので、圧倒的に不利」 という報道があったのでちょっと調べてきました。 ロシアのデータの出所はよく分かりませんでしたが、少なくとも英仏分についてはこ…

20220306 ウクライナ危機に関するデモ、シナリオなどについてのドイツでの報道ぶり

ロシアのウクライナ侵攻以降、ドイツ各地で大規模な反戦/反プーチンデモが連日展開されています。これまでの主流は反コロナ(ワクチン義務化)デモでしたので、流れが大きく変わった感じです。 以下の写真は昨日(3/5)デュッセルドルフ市内で行われたもので…

20220304 ウクライナ危機に対するドイツ主要メディアの論調

ウクライナからの難民は、とにかく迅速に気持ちよく受け入れるべき。現時点で120万人以上がEU(うち65万人がポーランド)入りしているが今のところ概ねうまくいっている。(ただし、誰も声高に言わないか、女性と子供が中心なので犯罪者になる可能性が低くて…

20220303 ウクライナ危機についての現時点でのドイツ人の受け止め方/メディアの論調

ウクライナ危機では、NATO側からこれ以上打つ手のないまま民間人の犠牲者が激増しており、ニュースを見ているだけで心が痛みますが、 ドイツにおける受け止め方と、主要マスメディアでの論調についてご紹介します。 ●ドイツ政府の危機対応に対するドイツ国民…

20220228 プーチンの核兵器使用示唆に対するドイツの見方

プーチン露大統領が「核戦力を含む軍の核抑止部隊に対し任務遂行のための高度な警戒態勢に移行するよう指示した」というニュースがドイツでも大きな話題になっています。素直に読めばロシアが核兵器使用に一歩近づいたかのように受け取れるアクションです。 …