日独経済日記

「毎日がうまくいく366のヒント」の訳者:今のドイツのリアルをお届けします

20251103 日経平均の反落警戒

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日経平均の調整リスク大】~先週の日経平均は、米中貿易協議進展と半導体株高に加え、日本の政策期待で高値引け。チャートテクニカル、センチメントともに過熱感強く、SENTIXは「下落リスク大」と判断。2023年央に同様のシグナルが出た時は、その後半年伸び悩んだ。当面目ぼしい悪材料は少ないが買い一巡感に注意、上下値動きが大きくなる可能性も。

【SENTIX市場センチメント(短期的な強気/弱気)】~短期的センチメントは前週比ほぼ不変。

【SENTIX市場センチメント(自信過剰度)】~日経平均と銀が+9、S&Pと金が+7と楽観し過ぎの領域。

Bloomberg Real Yield】~グローバル金融市場のベンチマークは米10年金利であることを念頭に、米金利の動向を多角的に分析。以下◆は私なりのインプリケーション(AIによる要約ではない):

youtu.be◆クレジットリスク懸念は一段と後退。GSのソロモンCEOは「差し迫った危機は見えない」と発言。
◆今後1年くらいの間に、現在進行中のAI関連巨額投資が勝ち組と負け組に分岐し始める可能性は高い。しかし「ドットコムバブル」同様にAI全体が一様に傾いていくとは考えづらい。
FRB内部の分裂が鮮明となり、パウエル議長の求心力低下を指摘する声も。物価安定と雇用の両立をめぐり、景気が小じっかりでインフレも高止まる中、雇用に対する「予防的」利下げの必要性に対する見解が割れている。
◆当面FOMCでの全会一致は全く期待できそうにない状況ながら、様々な評価が可能な現状に対するオープンな議論はむしろ健全との見方も。
◆パウエル議長の「12月の利下げは既定路線ではない」という発言を受け、市場が過度な期待を修正。確信されていた12月10日の利下げ確率は約6割に低下。
◆利下げサイクル自体は健在とみられるが、ペースと時期が不透明化。2年米国債利回りは3.58%とやや上昇(前週比約∔10bp)。
◆雇用軟化の兆し(弱いADP、AmazonUPSなどの人員削減)が見られる一方、大幅利下げを正当化するほどでもない。12月利下げはメインシナリオだが確実ではない。
◆量的引き締め(QT)の終了は年末前に流動性ひっ迫による混乱回避に先手を打ったもの。ボラは低下しようが、イールドカーブインパクトを与えるものとは考えづらい。
◆Metaによる300億ドルの超大型社債発行には1250億ドルの投資家需要が集まった。投資適格債としては過去5番目の規模。
◆メタの株価は過大設備投資に対する懸念で下落したが、社債投資家は財務/キャッシュフローの強さに注目し、心配していない(株式と債券では評価軸が異なる)。
◆クレジット投資家は、高利回り追求から安全なキャリー重視にシフトしている。
◆シャットダウンが続く中、来週はADP民間雇用統計(市場予想∔27千人)に注目。

FED利下げ織り込み】~12月利下げ継続確率63%。ターミナル金利は3%強という利下げ期待。

FedWatch - CME Group

【ECB利下げ織り込み】~ECBは既に中立金利にほぼ到達(必要な利下げは完了)しており、当面据え置き継続見込み。今後1年の間に追加利下げがある確率は3割程度。

https://ecb-watch.eu/

【今週の主な予定】~シャットダウン継続で米公式統計不在のため、民間の経済統計(ADP、ISMなど)に注目。

mst.monex.co.jp

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