鉄道運転手労組DGLがドイツ鉄道(DB)のストライキ(1/10:2時~1/12:18時)に突入し、通常の2割程度の運転になっています。本件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。
- ドイツ鉄道は、その気になれば労組のストライキの軍資金がなくなるまでストライキを放置することができるが、乗客たちのためにそんなことをしてはならない。
- ドイツ鉄道のストライキによる経済損失は1日1億ユーロとも言われている。
- ドイツ鉄道は、賃金の据え置きではなく一部カットを伴う労働時間短縮になら同意可能と言っている。双方が痛みを受け入れて妥結を模索するべきだ。
- 労使は交渉のテーブルに戻らなければならない。自分の最大限の要求から離れ、相手側に少し歩み寄る妥協が必要だ。
- これは痛みを伴うことであり、弱さのように思えるかもしれない。
- しかし労組とドイツ鉄道のリーダーたちは、今こそ真の模範となり、自分たちに何ができるかを示すチャンスを手にしている。妥協は十分可能である。
- 賃金協定での妥結が早ければ早いほど、ドイツ鉄道は本来の業務である鉄道サービスの改善に集中することができる。
- 鉄道が脱炭素を支えるインフラとして不可欠なものである以上、常時確実に機能するものにしなければならない。
- 発想を根本的に改めて、鉄道の運行に欠かせない人たちはいっそストライキのできない公務員に戻すべきなのではないか。
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