●現在交渉中/来年以降交渉開始の主なものを一覧表にしたのがこちらです。
(対象人数は少ないですが)鉄道運転士の労使交渉は、ストを繰り返しつつ前進感なく難航し続けており、年明けの鉄道麻痺リスクが心配されています。
来年注目すべき大口ラウンドは、9月の金属・電機(週休3月制警戒)、12月の公務員となっています。
●ドイツ連銀は直近経済予想の中で、賃金について以下のようなマクロ予想を提示:
一人当たり賃金(名目)は高水準の上昇が来年まで続き、2025年以降、インフレ目標2%と整合的な3%程度の巡航速度に落ち着く見込み。
2023年 / 2024年 / 2025年 / 2026年
協定上の賃金: +4.0% / +5.0% / +3.0% / +3.1%
実際の賃金 : +5.9% / +5.2% / +3.6% / +3.5%
2023年の両者の乖離が大きいのは、最低賃金引き上げ、インフレ一時金、残業増などの影響。
●2022年以降の主な妥結分はこちらにまとめてあります。
(一時金と段階的賃上げの複雑な組み合わせによる長期契約なので、本邦春闘のように、年+●%の妥結、といった単純な解釈/読み替えは不可能。上記のようなマクロの数値で全体感を把握する。)
<ドイツ経済についてより詳しく知りたい方は、是非こちらをご覧ください>