6月に入って、主要機関によるドイツ経済予測のアップデートが進んでいますが、2022年の予想成長率が+4.0~5.2%とかなり強いものに切り上がっています。
6/11 ドイツ連銀(BUBA)今年+3.9%/来年+5.2%(前回昨年12月:+3.0%/+4.5%)
6/15 ハレ研(IWH)今年+3.9%/来年+4.0%(前回3月:+3.7%/+3.6%)
6/16 イフォ研(ifo)今年+3.3%/来年+4.3%(前回3月:+3.7%/+3.2%)
6/17 キール研(IfW)今年+3.9%/来年+4.8%(前回3月:+3.7%/+4.8%)
6/17 エッセン研(RWI)今年+3.7%/来年+4.7%(前回3月:+3.6%/+3.0%)
6/17 ベルリン研(DIW)今年+3.2%/来年+4.3%(前回3月:+3.0%/+3.8%)
下図は比較的弱気な方のベルリン研(DIW)の予測ですが、左端の棒グラフ(寄与度)で個人消費(濃い緑)の圧倒的な強さが成長の牽引役になっていることが分かります。
コロナ中にたまった貯蓄(と鬱憤)が、来年にはリベンジ消費の形で思い切り吐き出されそうだということです。