①HDE消費者信頼感~昨年前半までの改善が止まり、コロナ前を下回る水準でほぼ横ばいの動きが続いています。
https://einzelhandel.de/konsumbarometer
②GfK消費者信頼感~こちらの方は上記HDEより悲観的で、低下トレンドを維持しています。インフレへの警戒と貯蓄性向上昇が顕著とのこと。
https://www.gfk.com/de/presse/konsumklima-herber-rueckschlag-zum-jahresbeginn
●昨年以降、大幅な名目賃金(赤)引き上げが続いているため、実質賃金(青)は小幅ながらプラスに転じています。この実質賃金増加基調への転換こそ、ドイツの景気回復予想最大の心の支えになっているわけですが、上記の通り、今のところ個人消費が盛り上がる気配は全く感じられない、という状況になっています。
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2023/11/PD23_456_62321.html
●海外経済/輸出などを含めも、いまだに景気回復の兆しが見えないことから、ドイツ政府(経済省)は今年通年の実質GDP成長率予測を、昨年10月の+1.3%から▲0.2%に大きく引き下げる見込みです。