ドイツのスーパーで売られている肉・卵類の多くに、食品比較用参考情報として上図のようにカラフルな「飼育状況(Haltungsform)」ラベルが表示されている。特設サイト(上記)での解説をベースにエッセンス(活用法)をまとめると、以下の通り:
- 消費者に対して、動物が飼育されていた状況に関する透明性と信頼性の高い情報を提供することを目的とする統一畜産表示。
- 動物福祉のレベルを4(プレミアム)/3(放し飼い)/2(優良畜舎)/1(畜舎)の4段階で表示。
- 【牛肉の例】
1 400kg超の1頭あたり最低2.2㎡/畜舎内係留あり/QS基準準拠の飼料 など
2 同3㎡/畜舎内係留なし/QS基準準拠の飼料 など
3 同4㎡/畜舎内運動場あり/遺伝子操作のない飼料 など
4 同5㎡/常に外に出られる/遺伝子操作のない飼料+6割以上地産地消 など
https://haltungsform.de/wp-content/uploads/20221021_ITW_Haltungskriterien_Tabellen.pdf
- 当然ながら、同じカテゴリーの商品なら、4の方が1よりも大きなコストがかかっており、価格も高くなることが多い。
- 参加企業:REWE、EDEKA、KAUFLAND、ALDI、LIDLなど、大手スーパーが参加。Teilnehmer – Haltungsform – Informativ – Transparent – Bewusst
<日独経済日記>