ドイツのスーパーで売られている加工食品の多くに、食品栄養価比較用参考情報として上図のようにカラフルな「Nutri(栄養)スコア」が表示されている。ドイツ消費者団体のユーザー目線での解説をベースにエッセンス(活用法)をまとめると、以下の通り:
- Nutriスコアは、加工食品の栄養価比較を容易にするための参考データ。
- 栄養価として好ましい成分とそうでない成分を評価した上で、A:高評価~E:低評価に分類。
- メーカーが自主的に採用(表示されていないものもたくさんある)。
- 食物繊維、タンパク質、果物、野菜、豆類が多いほど高スコア
高カロリー、飽和脂肪酸、糖分、塩分が多いほど低スコア
- 香料や添加物などは評価対象外。
- 異なる製品間の比較にはあまり意味がない(ソーセージのEとドライフルーツのAを比較すべきでない)。あくまで同一グループ内の製品間での比較に活用すべき(フルーツミューズリとチョコレートミューズリの比較など)。
- ベルギー、スイス、オランダ、スペイン、ルクセンブルクなど、近隣のヨーロッパ諸国の一部でも、拡張栄養表示としてNutriスコアを活用している。
- Nutriスコアは食品学研究の進捗と共に適宜改善されている。
<政府の解説>
<日独経済日記>