①ifo景況指数~市場予想比やや強めの改善。現況指数(黒)、期待指数(青)とも上昇傾向鮮明で、底打ち感が強く出ている。但し、水準が低いので、ECBの6月利下げ開始に疑問を抱かせるにはほど遠い。
総合PMIの回復基調とも整合的。
②ifoサイクル図~いい方向への動きではあるが、「不況領域(第3象限)」にまだどっぷりとハマっている。
③ifo業種別景況感~全体に改善方向ながら、総合指数(赤線)がゼロを上回っている(拡大基調にある)のはサービスだけ。
ifo業種別ヒートマップ~従来から好況(赤表示)が続いている、航空機(30)、旅行関連(79)以外にも、飲料(11)、革製品(15)、その他<楽器、コインなど)>製造業(32)、建物関連サービス(81)も好調に。
上記①~③のソース:
https://www.ifo.de/en/facts/2024-04-24/ifo-business-climate-index-rises-april-2024
④週次食品売上~前年比+11.3%となかなか好調。年初来の上昇基調継続。実質賃金プラ転に伴う個人消費回復の兆しのひとつ。
⑤高齢者(65歳以上)所得ジェンダーギャップ~女性年平均所得年約18,700ユーロに対し、男性は約25,600 ユーロ⇒ジェンダーギャップは27.1%。遺族年金を除くベースでは39.4%。65歳以上の女性の20.8%に貧困のリスクがあるのに対し、男性では15.9%。
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2024/04/PD24_N016_12_63.html
<日独経済日記>