ドイツの気になるデータ5選（受注残、国際競争力ランキングなど）

①製造業受注残（4月）～「新規」受注低迷継続を素直に反映して、実質べースで前月比▲0.5％/前年同月比▲5.6％とじりじりと減少継続。但し、直近の平均月収の7.1か月分と、受注「残」の水準自体はまだまだかなり高い。

②ZEW景況指数（6月）～最近の回復基調自体は続いているが、ヘッドラインである期待指数が47.5と市場予想50を大きく下回った。本指標はifoやPMIのように企業に聞くのではなく、金融アナリストに聞いているものなので、直近のフランス発欧州株全面安によって大きく下押しされている。

今年/来年の市場のGDP予想は、▲0.6～+0.6％（中央値+0.1％）/+0.5～1.7％（+1.2％）

③ホテル・レストラン売上（4月）～前月比が名目では+1.3％ながら、実質では+0.2％なので、かなりの価格上昇が進んでいる模様（下添グラフのギャップ拡大）。欧州サッカー選手権（6～7月）ではホテル代が高すぎてキャンプ場などに逃げられているといったアネクドータルニュースも散見される。

④EURO2024 試合別勝敗/スコア予想～本日はドイツハンガリーに3点くらいとって快勝、21日もスイスに勝ってAグループを1位で突破するのが当然と目されている。

⑤IMD国際競争力ランキング2024～4年前の17位から24位にまで低下（詳細下記リンクご参照）。

＜日独経済日記＞