日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20230124 ドイツ製造業の対中依存度(データ)

 


https://www.iwkoeln.de/fileadmin/user_upload/Studien/Report/PDF/2023/IW-Report_2023-Abh%C3%A4ngikeit-von-China.pdf

 

ドイツ産業界のシンクタンクIW(@ケルン)から、ドイツ製造業の個別セクターの対中依存度を分析した興味深いデータが発表されています。調達(輸入)、販売(輸出)、雇用の3つの側面(評価が困難な直投は含まず)から分析したものです。

 

ポイントを以下簡潔にご紹介します。

 

ドイツ製造のサプライチェーン内における中間財調達の観点(最終財は除く)で見ると、

・海外調達分中に占める中国のシェア:6.6% (日本がダントツで高い)

・国内調達分を含む全調達に占める中国のシェア:2.2% (チェコが高い)

と国際比較でみて特段高いわけではない。

  

 

業種別データを一覧表に整理すると以下の通り:

(この表には対中直接投資は含まれていないが)電子・光学、重電、自動車、機械の対中依存度が高そうだという一般常識は証明されている。

 

★こちらのYouTubeには他にも多くのデータをスライドに整理してあります。
もしよろしければ併せてご活用ください。

www.youtube.com