ドイツ産業界のシンクタンクIW(@ケルン)から、ドイツ製造業の個別セクターの対中依存度を分析した興味深いデータが発表されています。調達(輸入)、販売(輸出)、雇用の3つの側面(評価が困難な直投は含まず)から分析したものです。
ポイントを以下簡潔にご紹介します。
ドイツ製造のサプライチェーン内における中間財調達の観点(最終財は除く)で見ると、
・海外調達分中に占める中国のシェア:6.6% (日本がダントツで高い)
・国内調達分を含む全調達に占める中国のシェア:2.2% (チェコが高い)
と国際比較でみて特段高いわけではない。
業種別データを一覧表に整理すると以下の通り:
(この表には対中直接投資は含まれていないが)電子・光学、重電、自動車、機械の対中依存度が高そうだという一般常識は証明されている。
★こちらのYouTubeには他にも多くのデータをスライドに整理してあります。
もしよろしければ併せてご活用ください。