◆メルツ政権発足一周年
●メルツ首相に対する支持率(橙)は大きく低下する一方で、不支持率(紫)は急上昇。ドイツ国民の「債務嫌い」を押して、超積極財政出動に打って出たにもかかわらず、景気が全く良くならないことに対する不満が噴出している格好。

極右AfD(青)がその不満の受け皿となって、支持を伸ばしている。
1. メルツ政権 1 年:成果よりも不協和音が目立つ
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本日(5月6日)メルツ政権発足1周年の節目を迎えているが、CDU/CSU(黒、中道右派)とSPD(赤、中道左派)の両与党とも支持率低迷(上図)。
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連立与党間で、公開の場での対立・皮肉の応酬が続き、一体感を欠いている。
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メルツ首相自身のコミュニケーション(失言類)も批判されることが多く、「大きなことを言うわりに行動や成果が伴わない」との印象が広がってしまっている。
2. 演出された“団結”もイマイチ
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メルツ首相とクリングバイル副首相が揃って軍事演習を視察し、連帯をアピール。しかし実際には、待ち時間や段取りの不一致が見られるなど、一体感演出には失敗した。
3. 連立の構造的問題が浮き彫りに
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メルツの強硬な発言がSPD との摩擦を増幅。その結果、政府の小さな成果がかき消されている状況。
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実際、産業政策・防衛政策などでは前政権よりはるかに進展がある(175の措置・法律を決定しており、前政権の倍以上のペース)。
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ドイツ経済の長期低迷に加えて、メルツ首相の稚拙なコミュニケーションが政権に対する評価低迷の主因であることはまちがいなさそう。
【Cibeyオンライン世論調査】
メルツ首相のコミュニケーションが悪い、という評価が圧倒的。特に移民関連(例:移民のせいで「都市景観が悪化」など)と労働関連(「国民の労働意欲が低い」「病欠が多すぎ」)で不評を買った。

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