先日、ドイツのノンアルビールにはアルコールが少し(0.4%程度)入っているので気を付けてくださいね、というお話をさせて頂きましたが、
20210711 ドイツのノンアルビールには0.4%くらいアルコール入ってます - 日独経済日記 (hatenablog.com)
今回はドイツの普通のビールについてお話ししたいと思います。
ドイツビール自体については、専門家(キリン)がこちらに漫画でわかりやすく解説してくれているので、詳しい説明はこちらに譲ります。
世界のビール(1) ドイツのビール│キリンビール大学|キリン (kirin.co.jp)
概ね日本のビールに近い味わいでありながら、500mlのひと缶が1ユーロ(約130円)と非常に安いので、酒好きの私としては非常に助かっています。
そんなこともあってか、ドイツ人は実際たくさんビールを飲みます。
大人一人あたりの年間ビール消費量(2020年)で見ると、下図の通り、チェコが142リットルでダントツの世界一、次いで107リットルのオーストリア、ドイツは100リットルで3位となっています。
私も3日で1リットルくらいはビールを飲んでいるので、ビールの年間消費量はドイツ人の平均並み(他にもハイボールやワインを結構飲んでいますが)となっています。
しかし、私と一緒にビールを飲んでいるドイツ人のピッチと量は、私のそれをはるかに上回ることが多い、というのが実態です。
ビールを定期的に(相応の頻度で)飲む大人の割合(裾野の広さ)で見ると、スペインとイタリアが半分超で突出しており、ドイツ人は33%にとどまっています。
やはり南の暑い国の方が、北海道より北にあって寒いドイツより、冷えたビールが美味しく感じられやすいということではないかと思います。
実は、ドイツの大人のこの33%が平均を押し上げるほどたくさんのビールをハイピッチで飲むので、平均値程度キャパの私では大抵ついていけなくなる、というわけです。
ちなみにビール醸造所の規模では、世界トップがインベブ、2位はハイネケン、アサヒが世界7位、ドイツ勢は20位台以降(小規模の地ビールが好まれるので)となっています。
従ってドイツでは、日本と違って、特定銘柄の人気やシェアが大きいということはなく、トップのBecksでもせいぜい1割の人が複数回答で「好き」と支持する程度です。
以下の10銘柄はドイツのどこでも手に入る、ドイツで最もメジャーなネーム達です。