2021年通年のドイツGDPはまだ出ていないので、2021年-9月期に対する分析になりますが、ドイツの産業セクター別GDPシェアの変化を見ると、以下のようなことが言えると思います。
- ドイツのGDPにおいて製造業(除く建設)は1/4程度とシェア高め(日本2割、米国1割、中国4割程度)ながら、コロナ後はコロナ前よりシェアが▲0.5%と大きく低下。
- 製造業(除く建設)以外では、交易/運輸/宿泊/飲食、ビジネスサービス(恐らく広告や製造支援関連が激減している)でシェア減少。
- 一方、公共サービス/教育/医療、情報通信、不動産でシェア上昇。
- コロナでも現場が止まらなかった金融(銀行、保険)のシェアは足元3.8%とほぼ横ばい。
2022年もオミクロンが大流行し、更なるシェアシフトを引き起こすかもしれませんが、GDP統計発表を待って、随時確認してゆきたいと考えています。