先日ドイツの年末商戦の全体感や手応えなどについてこちらでご紹介しましたが、
20221212 ドイツ年末商戦、ドイツ小売業協会は前年比実質▲4%を予想 - 日独経済日記 (hatenablog.com)
その後1週間の実際の売上げの走りを踏まえて、ドイツ小売業協会(HDE)が以下のような分析/コメントをしています。ご参考まで。
- クリスマス前の来週一週間のラストスパートを前に、売上や客足の勢いは減速
- 売上に満足している商店は全体の4分の1(先週までは3分の1だった)程度と少なく、半数は不満
- 比較的好調なのは、大規模商店、衣料、スポーツ関係
- 年末商戦(11月+12月)は引き続き1,200億ユーロ(超)実質ベースで前年比▲4%程度と予想
そもそもインフレによる値上げがひどいことと、景気低迷に対する不安が最大の理由と思いますが、最近は病院のキャパがタイトになるくらいインフルエンザが急増しており、こちらも悪影響を及ぼしている可能性があります。
なお、連邦統計局のデータによると、モビリティ(青線)はまだ相応に上昇傾向、一方でトラック輸送量(赤線)はやや減少傾向にあるようです。
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