今に始まったわけではなくずっと昔(2005年くらい)からの話ではあるのですが、ドイツでは銀行ATMを爆破して現金を奪う事件が多発(2020年には414件)しています。
こちらは12月17日にメンヒェングラットバッハの信用金庫が爆破された様子です。
ドイツ語では「Automatensprengung」(爆破ATM/自動販売機荒らし)と表現され、Wikiにもなっています。
Automatensprengung – Wikipedia
貴重な監視カメラ映像が公開されていますので、ぜひ一度(2倍速で)ご覧ください。
- 深夜人通りの少ない場所にある中小銀行のATMコーナーがよく狙われる
- グループで手早くATMを爆破し、壊れた機械の中から取れるだけ現金を奪ってすぐに(車で海外に)逃走する
- 現金が手に入るとは限らず、半分くらいのケースで失敗する
- 奪われた現金よりも破壊された建物や機械(時には人的)被害の方が大きいことが多い
- オランダ経由で入ってくる(北アフリカ系)外国人グループの仕業であることが多い
ちなみに最近は爆破と同時に紙幣にこんな感じのインクをつけて使えなくしてしまう、という手段もとられているようです。
ちょうど1年前にも投稿していますので、よろしければこちらもご覧ください。
20211226 ドイツではATM爆破による現金強奪が後を絶ちません - 日独経済日記 (hatenablog.com)
なお、日本でも一時「重機ATMあらし」が話題になりましたが、対策が講じられたこともあり、最近はだいぶ減っているようですね。