日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20220208 スキージャンプスーツ規定違反について

北京五輪ノルディックスキージャンプ・混合団体での高梨沙羅選手のスーツ規定違反が話題になっていますが、

高梨のスーツ規定違反「本人のせいでは全くない」両太ももが2センチ大きかったと説明/北京五輪/デイリースポーツ online (daily.co.jp)

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ドイツ女子のエース(ノーマルヒル個人戦銀メダリスト) Katharina Althaus も同様に失格となり、メダル獲得の期待が高かったドイツチームが決勝ラウンドにすら進めなかったことから、日本以上の盛り上がり(というか、やり場のない怒りのうねり)をみせています。

「FISが女子ジャンプをぶちこわした」高梨沙羅ら5選手が失格処分にドイツのレジェンドが涙ながらに非難:中日スポーツ・東京中日スポーツ (chunichi.co.jp)

 

ドイツの3大全国紙の一角、ヴェルト紙が、競技当日の検査官(ポーランド人)のAgnieszka Baczkowska氏の反論(ポーランドのTVでの発言)を紹介しているのですが、

私が選手を失格にしているのではない。選手自身が自らルール違反で失格になっているのです。(許容される)1-2センチをはるかに上回っているのだからしょうがないでしょ。」と実に毅然とした返答となっています。

 

真実の居所は分かりませんが、誰がいつ検査しても常に同じ結果になる検査/ルールにしないと、常に裁量/運用のグレーゾーンができてしまうので、スポーツのルールとしては全く意味がないと思います。

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Olympia 2022: Skisprung-Eklat - Umstrittene Kontrolleurin wehrt sich - WELT