上表はメッセ会場の展示面積世界ランキングですが、トップはハノーファー、4位フランクフルト、9位ケルン、10位デュッセルドルフとなっており、ドイツがメッセ大国であることがわかります。関連する重要なポイントをまとめると以下の通りです。
- ドイツでの見本市の歴史は850年にも及び、1つの産業として確立されている(年間売上約40億EUR)。
- 世界トップクラスの国際専門見本市のうち約3分の2がドイツ国内で開催され、年間約10百万人の来訪者を集めている。
- 多数の日本企業が、出展企業または訪問者としてドイツの見本市を利用している。
- 展示に対する集客力が相応に高いため、欧州ビジネスにおける効率的B2Bマーケティング方法として有力(世界各地を個別に歴訪するよりは効率的)。
- 但し、コロナ後はリモートベースでのコミュニケーションが発展したため、存在意義が問われ始めている(ハイブリッド対応も増加)。
- フランクフルトモーターショーは、近年環境保護団体の格好のデモ対象となってしまっている。
●日本語でも充実した情報が発信されています。
●世界一の展示面積を誇るハノーファーメッセのWEBサイト(英語)はインダストリ4.0のイメージをつかむのにも便利です。