ドイツ連銀は直近(6月の)ドイツ景気予測で、
(下の棒グラフ、右側の太白線の右)をもともと覚悟していましたが。。。。
7/29速報発表のQ2GDPについてマイナスの市場予測が出始
https://tradingeconomics.com/
●ドイツの総合PMIもゼロ近傍を示唆しています。
https://www.pmi.spglobal.com/
●ドイツ連銀の週次経済活動指数(WAI)は前期比+0.2%とプラスを示唆していますが。。。。
https://www.bundesbank.de/de/
●ドイツ経済省のNOWCASTは▲0.5%とかなり弱めになっています。
ちなみにドイツ連銀(BUBA)の金融監督担当理事はこちらのProf. Dr. Joachim Wuermeling氏ですが。。。
昨日(7/8)のハンデルスブラットインタビューで以下のように発言しています:
- 金利上昇はドイツ銀行セクターにとって中長期的には確かにプラス
- しかしインフレ、金利急騰、戦争、コロナ、人手不足など、
こんなに逆風が重なったことは自分の人生でも経験がない - 特にロシアのガスが止まると不良債権は急増しうるしたがって短期的には(とくに脆弱な銀行にとって)
マイナスが先行する可能性が高い - 銀行はこういったリスクを過小評価しているように思えてならない
確かに最近欧州銀行株は軟調です(以下はドイツ銀とコメルツ銀)。
コロナ後のドイツの潜在成長率は年1%を割れていると言われており、そもそも四半期毎に(日本と同様)マイナスが出やすくなっています。