つい先ほどリリースされましたが、今年1-3月期のGDPは前期比「プラス」0.4%と堅調な内容でした。
週次でアップデートされるドイツ連銀のナウキャストも3m/3mのモメンタムがプラス0.4%となっており、整合的内容です。
https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex
但し、直近ドイツ連銀月報では、昨年Q4(前期比▲0.2%)に続いて今年Q1も少しマイナスとなる可能性が高い、と慎重な見方がされていました。Q1もまだ半分過ぎただけですので、上記ナウキャストが期末に向けてどんな感じで推移していくか、引き続き注視して参ります。
なお、最近主要景気先行指数が全て上向きなので、経済成長の水準はともかくとして、モメンタムは引き続き改善方向にあることは間違いないと思います。
(黄:実質GDP、赤:ifo期待、黄緑:ZEW期待、緑:PMI総合 )
<注目データアップデート>
●エネルギー価格はちょうど戦争勃発前の水準まで戻って(下がって)います。
●ガス備蓄(濃い紫線)は引き続き高水準で、この貯金があれば来冬も大丈夫そうだ、という感触になっています。
●輸出期待もまあ下げ止まっています。
●オンライン求人数(赤線)、レストラン予約件数(青線)とも高水準が維持されています(緑は実質GDP水準)。