日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20230313 ドイツ連銀、①GDPナウキャスト堅調、②理事担当割変更

①毎週月曜夕刻にアップデートされるドイツ連銀の週次経済活動指数(WAI~GDPナウキャスト的なもの)が先ほど更新され、3m/3mベースでのGDP成長モメンタム(厳密には昨年末比3月末ではない)が+0.5%(先週の+0.6%からは低下)となっていました。

 

https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex

 

 

月一回更新(毎月下旬)ドイツ経済省のGDPナウキャストがQ1前期比+0.4%となっていましたので、引き続き整合的内容です。 

https://www.bmwk.de/Redaktion/DE/Schlaglichter-der-Wirtschaftspolitik/2023/03/11-konjunktur-BIP-nowcast.html

 

②先週、ドイツ連銀理事担当割が4月1日から変更になるというアナウンスがありました。左端のビュルメリング理事(金融監督担当)が、転職のため今年末に前倒し退任することが決まったことによる微調整です。

Der Vorstand der Deutschen Bundesbank, vorübergehend ab 1.1.2023

<あらたな担当割は以下の通り>

 

①ナーゲル総裁(中央)
 統括、エコノミクス/リサーチ、法務、広報、
 コンプライアンス、リサーチ、欧州/BIS対応など

 

②ブーフ副総裁(黒服の女性)

 金融監督、金融システムの安定、監査など

 

③ウェルメリング理事(左端、年末退任予定)

 管理、会計、組織、データ/統計、IT、リスク管理など

④バルツ理事(右端)

 決済・現金、金融教育、海外中央銀行窓口など

⑤マウデラー理事(青服の女性)

 調達、、金融市場、人事など