ドイツにおけるコロナ関連の不正・詐欺で5億ユーロ以上(700億円)の損失がでているという報道がとトップニュースとなり、注目されています。
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各種報道のポイントは以下の通りです。
- コロナ関連の各種支援措置や検査における不正・詐欺で、政府は推計5億ユーロだまし取られた模様。
- オンライン経由での自営業/中小企業向け緊急支援プログラムや各種コロナ検査業務委託での不正な請求(架空、水増し、充足条件改ざんなど)に対する調査が進行中。
- 特にベルリン州がひどく、2億1100万ユーロ(以上)と他州より圧倒的に多い。
- 2位のNRW州では推計7,900万ユーロ。他にはザクセン州1,800 万ユーロ、ブランデンブルク 州500 万ユーロなど。但し全州で状況が判明しているわけではない。
- ベルリン警察(LKA)では独自の調査グループ「EGコロナ」を設立し、13,000件以上の容疑者を捜査中。
- コロナのピーク当時から当局は既に詐欺行為頻発に気づいていたはずだが、対応があまりにも遅すぎる。
私見ですが、証拠はたっぷりあるので、汗をかけばある程度は取り返せる絶好の財源と捉えて、必死で回収に取り組むべきだと思います。
担当者(公務員)にとっては、通常業務上想定していない追加負担になるので、しっかりとした資源配分と強力なミッション付けをした上で対応すべきと考えます。
ちなみに日本は大丈夫でしょうか(過去の話だし、目先人手が足りないし、面倒だし、などといってうやむやにしてないでしょうか)?