20231217 イスラエル軍による人質誤射についてのドイツメディアの報道ぶり

アーカイブ: 記者会見でのイスラエル軍ハガリ報道官

イスラエル人の人質3人がガザ地区でイスラエル兵により誤まって射殺された件についてのドイツメディアの報道ぶりは以下の通りです。

ハマスの手から逃れていたイスラエル人人質３人が誤って殺害された。
若者たちは白い布を縛り付けた棒（白旗）を使って自分たちを認識させようとしていたが、イスラエル兵士たちは罠だと信じて発砲した。
3人がハマスからうまく逃げたのか、意図的に置き去りにされたかは不明。
まだ230人以上の人質がおり、その解放を最優先として欲しい人々によるイスラエル政府に対するデモがますます激化している。
接近戦の中でテロリスト/相手兵士だけを特定して戦うというのがいかに難しいかを示している。
武器を持たず、上半身裸の3人の男が降伏しようとしたにもかかわらず、兵士たちが発砲したという事実も見逃せない。
戦争にも従うべきルールがあるが、ガザでの戦争は容赦ないものになってしまっている。
すでに18千人以上が殺害されており、その大半はパレスチナの民間人と子供たちとされている。彼らは爆弾を前に、白旗を掲げて自分たちを守ろうとすることさえできなかった人々だ。
アメリカはイスラエルに対し、罪のない人の殺害を極力減らすよう警告しているが、それ以上のことはしていない。
ドイツ人元イスラエル大使：イスラエル/パレスチナ両政府の根本的刷新と、イスラエルの二国家解決受け入れが正常化の大前提。パレスチナ法と民族自決に基づくパレスチナ問題の解決なくして、イスラエルが中東諸国との関係を正常化できるわけがない。