日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20210706 ドイツ(内外)のコロナ状況を総合的にモニターするにはこちら(WEB翻訳をかけて)が便利です②

先日(6/3)ごく簡単なご紹介で済ませてしまいましたが、今回はこちらのコロナウォッチ便利サイト(ベルリナーモルゲンポスト紙の特設サイト)をもうちょっと詳しくご紹介してみたいと思います。

Corona-Zahlen: Karte zeigt aktuelle Fälle in Deutschland und der Welt (morgenpost.de)

 

WEB翻訳で日本語に倒せば、特に問題なく理解できると思いますが、私が毎日朝夕モニタリングしている部分を、6つ(サイトの上から順に)具体的にご紹介させて頂きます(随時旬な項目に入れ替わってくれるので便利です)。

 

①7日間の発生率というのは、人口10万人当たりの直近7日間の新規感染者数のことで、
感染状況を国際比較するのに最も便利な指標となっています。ドイツ(州毎)、ヨーロッパ(隣国、主要国)、世界(日本、米国など)をこちらで一通りチェックしています。グラフや矢印で視覚的にトレンドを把握できます。ドイツではまだ再拡大が始まっていないように。見えますが、既に海外からの英国型変異株の持ち込みが増えてきており、再加速は時間の問題と思われます。

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②現在のペースでワクチン接種が進めば、あと56日で70%の集団免疫が達成できると書いてあります。1回以上接種を受けた人が人口の56.8%、2回(J&Jは1回)完了した人が39.3%です。

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③新規感染に占める英国型変異株(デルタ)のシェアが赤い面で示されています。データがやや遅れていますが、足元の実態としては既に過半数を超えていると報じられています。

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④重症病床の空きが4,626と、十分に確保されていることが分かります。

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⑤変な訳になっていますが、示されているのは再生産数(R)の推移です。デルタのせいでまたちょっと上がってきています。

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⑥高齢者へのワクチン接種が一巡しているので、死者数は抑え込まれています。今後ドイツの新規感染が再加速しても、英国同様、死者数はそれほど増えないものと思われます。

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