日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20220105 ドイツコロナ状況アップデート(オミクロン対策リスク管理)

ドイツ内外のコロナ状況をチェックするには引き続きこちらのサイトがお勧めです。

Corona Zahlen aktuell: Karte für Deutschland + weltweit (morgenpost.de)

 

ドイツでは、デルタによる第4波がいったん終息し、いよいよオミクロンによる第5波が始まろうとしています。

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変異株の全数調査をしているわけではないので、オミクロンのシェアは正確には分かりませんが、例えばハンブルク州では最低でも 201.27÷391.9=51% がオミクロンとなっています。

この数字はサンプル調査における「非常に強い疑いのあるもの+確定分」にすぎないので、実態としてドイツでは既に大半がオミクロンになっていると覚悟されています。

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再生産数はまだ1.03と低めに見えていますが、毎日必ず後から上方修正されているので、まもなくオミクロンによる新規感染の加速的増大が始まると覚悟しておいた方がよさそうです。

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ドイツにとって先行指標となりそうな、フランスやイギリスでは、7日間指数(人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数)は2,000人くらいに到達しています。

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仮にドイツでも7日間指数が2000(足元の約8倍)になると仮定すると、人口10万人当たり1週間で2000人ですので、1週間で2%の人員が新規感染するペースということになります。社員総数が100人の会社であれば、1週間で2人くらいはオミクロンに感染して会社を2週間(隔離期間)は休むことになる、と想定しておくべきです。

 

但し、ドイツの各種行動制限は下図に示されている通り世界トップレベルに厳しいので、他の先進諸国のオミクロンの拡大状況と比べると、ドイツではややマイルドなものになる可能性が高いと思われます。

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OXFORD COVID-19 Government Response Stringency index - Humanitarian Data Exchange (humdata.org)

 

毎週2%の社員が2週間隔離されてしまう、というリスクはドイツにおいてはワーストケースシナリオではないかと思います。

 

幸い入院(重症)患者数はピーク比かなり減っていますので、医療キャパが今後弱毒性のオミクロンでパンパンにされてしまうリスクは少ないように思います。

治療が受けられないことはなそそうなので、特にワクチンを打ってあれば、昨年と違って命の心配までする必要はなさそうです。

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