日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20220614 ドイツコロナ状況アップデート

今年に入ってから欧州主要国は軒並みコロナ規制を大幅に緩和しており、オックスフォード大のインデックスベースでは日本の半分以下の厳格さになっています(独18、蘭16、英11、日43)。

COVID-19 Government Response Tracker | Blavatnik School of Government (ox.ac.uk)

 

ポルトガルでは国民の96%がワクチン接種済みであるにもかかわらず、オミクロンの変異種であるBA5が大流行しており。。。


ドイツにもその波が到達しつつあります。

ドイツの西側から感染率が再び急上昇し始めており、これが今後東にも広がっていくことはほぼ確実な情勢です。

 

 

ドイツの再生産数は本日1.31とかなり上昇しており(過去にさかのぼって大幅上方修正もされている)、新規感染が今後当面加速することもほぼ確実です。


https://www.rki.de/DE/Content/InfAZ/N/Neuartiges_Coronavirus/Situationsberichte/Jun_2022/2022-06-14-en.pdf?__blob=publicationFile

 

人口10万人あたりの直近7日間の新規感染者数である「7日間指数」で日本とドイツを比較すると、日本では着実な改善が続いているのに対し、ドイツでは反転上昇の兆しが出てきており、ドイツの数値は日本の約4倍となっています。

Corona Zahlen aktuell: Karte für Deutschland + weltweit (morgenpost.de)

 

日本への入国(水際措置)において、ドイツは英国やオランダ同様、青区分(隔離や帰国後検査なし)に分類されてはいるのですが(厚労省)。。。

待機における国・地域の区分|水際対策|厚生労働省 (mhlw.go.jp)

 

外務省の「感染症危険情報」においては

英国とオランダが「レベル1(十分注意して下さい)」であるのに対して

ドイツは「レベル2(不要不急の渡航はやめてください)」となっており、明確に差をつけられています(黄区分のポルトガルと同じカテゴリー)。

海外安全ホームページ: 海外安全情報 地図からの選択 (mofa.go.jp)