ドイツ連邦議会選挙(9月26日投開票)におけるSPDとCDU/CSUの得票率差は、25.7%対24.1%とわずか1.6%だったのですが、その後の世論調査では、SPDが支持率を伸ばし、CDU/CSUが減らす格好で、その差が4~9%(単純平均6.8%)と大きく拡大しています。
Wahlumfragen zur Bundestagswahl – Sonntagsfrage (Wahlumfrage, Umfragen) (wahlrecht.de)
実際の議席配分は下図のようになっているのですが、上記世論調査結果は、以下のように解釈できるものと思われます。
- ドイツ国民が議席(支持)を増やしたSPD/Green/FDPの3党による信号機連立を選挙日当日以上に強く望んでいる
- 長らく政権の座にいたCDU/CSUに対しては、(変にジャマイカに固執せず)野に下って出直すことを求めている
信号機連立では全議席の57%(369/736)と十分な過半数を維持できています。
3党は12月中旬にもショルツ首相を誕生させるべく、連立交渉を本格化させています。