オックスフォード大はコロナ発生当初から、コロナ対策厳格度の国際比較を可能にする指標「Stringency Index」を公表していますが、それによると最近主要国の中でドイツがトップを維持しています。
COVID-19 Government Response Tracker | Blavatnik School of Government (ox.ac.uk)
現在適用されているドイツの主な行動制限は以下の通りです(他国との詳細比較まではできませんが、確かにこまごまといろいろな制約が課されています):
- ワクチン未接種者に対する制限措置
小売店(スーパー、薬局などを除く)では2Gルール適用(ワクチン接種者か快復者であることを証明できなければ入店できない)。
ワクチン未接種者は,日々の検査で陰性を確認できている場合のみ、職場で働いたり、公共交通機関を利用することができる(3Gルール)。 - 私的な集まり(接触制限)
ワクチン未接種者及び快復者ではない者が参加する私的な集まりでは、自らの世帯と最大2名までのもう一世帯に属する者に制限される(14歳未満の子供は例外)。
ワクチン接種者や快復者のみが参加する場合であっても、私的な集まりは最大10人までに制限される(14歳未満の子供は例外)。 - 集会の禁止
人が群がり集まることは禁止(その関連で、人で賑わう公共の場所での花火も禁止。大晦日前の花火販売も禁止)。 - クラブやディスコの閉鎖
屋内のクラブやディスコは閉鎖、ダンスイベントは禁止(逆に、一般商店のロックダウンは回避されている)。 - 大規模イベント(サッカーの試合など)は無観客で実施。
これらの詳細についてはこちらの大使館サイトに日本語かつほぼリアルタイムでアップデートされています。
新型コロナウイルスに関する最新情報(ドイツ) | 在ドイツ日本国大使館 (emb-japan.go.jp)
ちなみに、本日(12/29)時点で、ドイツからの日本人帰国者は、英国やオランダなどからの帰国者同様、「検疫所宿泊施設での6日間待機(公的強制隔離)」の対象となっています。
水際対策強化に係る新たな措置について(オミクロン株に対する水際措置の強化の継続)|外務省 (mofa.go.jp)
なお、ドイツのコロナ状況モニタリングにおいてはこちらのサイトが最も気が利いていて良いと思います(よろしければWEB翻訳でご活用ください)。
Corona Zahlen aktuell: Karte für Deutschland + weltweit (morgenpost.de)