昨日発表されたifo研経済予測アップデートによると、ドイツの実質GDPは、今年Q4に前期比▲0.3%、来年Q1は▲0.4%と小幅マイナスに陥るものの、その後はインフレ低下と共に盛り返し、来年通年では▲0.1%成長になると予想されています。前回の▲0.3%から0.2%ポイント上方修正です。
ifo Konjunkturprognose Winter 2022: Inflation und Rezession | Fakten | ifo Institut
2022年 2023年 2024年
実質GDP +1.8% ▲0.1% +1.6% 来年のマイナスは小幅
名目GDP +6.7% +3.6% +5.1% 高水準
インフレ +7.8% +6.4% +2.8% 2%遠い⇒ECBは4%まで利上げ
失業率 5.3% 5.5% 5.3% ほとんど上がらない
一人当たり賃金 +4.0% +4.5% +4.7% 高水準
(ECBのターミナル金利の市場織り込みは3%弱)
上記シナリオに対するリスクとしては、まあ当然とも言える以下4つが挙げられています。
- ガス不足
- ウクライナ戦争/ロシア制裁の影響拡大/悪化
- インフレ高どまり
- コロナ再発