2022年1〜9月のEU外第3国(EUでない英国もここに含まれる)とドイツとの輸出入の決済通貨シェアが以下の通りと発表されました。
中国との貿易が大きい(特に輸入が突出)こともあり、人民元(輸出で5%、輸入で2.3%)が結構使われているのが特徴的です。
https://www.destatis.de/DE/Presse/Pressemitteilungen/2022/12/PD22_521_51.html
【関連ご参考】2021年ドイツ貿易相手国ランキング
輸出(青):①米国、②中国、③フランス、④オランダ、⑤ポーランド、
⑥イタリア、⑦オーストリア、⑧英国、⑨スイス、⑩ベルギー
輸入(赤):①中国、②オランダ、③米国、④ポーランド、⑤イタリア、
https://www.destatis.de/DE/Themen/Wirtschaft/Aussenhandel/_Grafik/_Interaktiv/handelspartner.html
ちなみにリントナー蔵相は下図のような対米輸出急増を「Friendshoring(価値観を共有する友好国との貿易優先戦略)」と言い放っているようですが、トランプが大統領なら「何を馬鹿なこと言ってんだ。輸入をこの絵にしろ!」と怒鳴り込まれているところでしょうね。ドイツはここ数年間ずっと、対米で最大の貿易黒字、対中で最大の貿易赤字を出し続けていますので。