日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20230223 ドイツコロナ状況為念指さし確認

「7日間指数」(人口10万人当たり直近7日間の新規感染者数)でみると、ドイツは日本とほぼ同水準(上:ドイツ109人、下:日本92人)となっています。




呼吸器系疾患(ARE)全体としては昨年ピークを迎えた後、安定的に推移(赤線が今冬分の7日間指数、このうちインフルが2割、コロナが1割、インフルは「流行終了宣言」済)しています。

 

但し、今週月曜日はカーニバル(バラの月曜日)ということで多くの人が集まって大騒ぎしたため、インフルエンザやコロナがこれから多少増えそうだとも言われています。



変異種としては最近XBB.1.5とCH.1.1が増えてきているものの、いずれも毒性が強いものではなく、特段懸念なさそうです。中国の「変異種リスク国指定」も昨日解除されました。



実効再生産数(橙線)は最近ずっと1.0を上回っており、沈静化はまだまだ先になりそうです。

 

ドイツでは今月からマスク着用などの行動規制がほぼ完全になくなっています(日本からドイツへ入国の際も制約なし)が、死者数も相応(毎日100人程度)にいるので、やはりかからない(人混みなどではFFP2マスクで自衛する)に越したことはないと思います。

少なくとも、感染リスクが高い地域(下図赤い部分)へ出かけるような場合には気を遣た方後いいでしょう(幸い大都市は該当ありません)。