再生産数がやや上昇気味ですが、まだ1.0以下であり、コロナ新規感染は沈静化の方向に向かっています。
7日間指数で足元世界トップクラスの高水準になっている台湾と比べると、ドイツも日本も半分程度となっています(但し日本は再び増加傾向)。
市町村別に見ても、赤の高感染地域が激減しています。
一時は心配された医療キャパのひっ迫リスク(ファンチャート部分が重症病床使用予測数)も大幅に低下しています。
強毒性の変異種が出てきているわけでもなく.....
死者数は減少傾向にあります。
★そんな中で、やや警戒が必要なのは、通常のインフルエンザが3年ぶりに流行する可能性が高まっていることです。
以下のグラフは、コロナを含むインフルエンザ用疾患が、最近は近年ないほど高水準になっており、コロナはその4分の1程度であることを示しています。
特にNRW州とバイエルン州で患者数が急増し、クラスタも発生している模様です。
通常のインフルは、今のコロナ(オミクロン)よりやや危険度は低いかもしれませんが、仕事ができない程度に具合が悪くなることは確かです。
全体としての感染リスクは近年最高水準にあり、かつここから来年初に向けて更に急増する可能性が高いので厳重な警戒が必要です。
- 風邪の症状が出たら、コロナとインフルエンザの両方を疑う。
- インフルエンザの予防接種を受けておく。
- オフィスでの感染や病欠の同僚が急増する可能性に備える。
【上記データソース】
Corona Zahlen aktuell: Karte für Deutschland + weltweit (morgenpost.de)
RKI - Coronavirus SARS-CoV-2 - Aktuelle Situationsberichte, Wochenberichte und Pandemieradar
RKI - GrippeWeb - Wochenberichte GrippeWeb - Archiv