日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20230510 ドイツの小売店頭での支払いの6割がカード、4割が現金

https://www.ehi.org/presse/mobiles-bezahlen-legt-kraeftig-zu/

 

小売実店舗でのカード決済の普及がじわりと進んでいるようです。

小売調査機関EHI(@ケルン)が本日発表した調査によると、調査対象の小売実店舗(405社、小売総額の約55%を占める)での昨年の決済総額4,650 億ユーロ(前年比+350億ユーロ)のうち、カード決済(2,779 億ユーロ)のシェアは0.9 ポイント増でほぼ6割に到達。一方、現金決済は37.5%と前年比1%の減少となり、コロナをきっかけに現金を避ける習慣が少し広まった模様です。

なお、ドイツ人一人あたりの小売実店舗支払回数は年平均215回だそうです。

 

●購入代金決済総額のうち、カード類が59.7%(うち41.9%が銀行カード、8.2%がクレジットカード、6.1%がSEPA引き落とし、国際デビットカード2.9%)、現金が37.5%となっています。

 

●銀行カード(Girocard)のシェア推移


●現金以外の決済のうち、71.1%が非接触カード23.5%がカード差し込み、5.3%が携帯によるもので、最近携帯による支払いが増えている模様です(私もApple Payを最近多用しています)。

 

土俵がやや異なりますが、日本のキャッシュレス比率が4割に届いていないことを考えると、ドイツのキャッシュレス化は日本よりは進んでいると言って良さそうです。

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