日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20240207 ドイツのカーニバルの経済効果

https://www.iwkoeln.de/presse/iw-nachrichten/michael-huether-christian-rusche-da-simmer-dabei-dat-is-prima.html

ケルン、デュッセルドルフマインツは「カーニバルの三大都市」と呼ばれており、今年のイベント期間は、2月8日(木)~13日(火)、12日(月)にはそのハイライトである「バラの月曜日の大パレード(Rosenmontagszug)」が予定されています。

経営者団体シンクタンクであるドイツ経済研究所(IW、ケルン研)からカーニバルの経済効果についての興味深いレポートが出ていたので、そのエッセンスをご紹介します。

  • カーニバルによって発生する売上総額は17億ユーロ(約2,700億円相当)
  • 主な内訳は、小売    3.6億ユーロ(コスチューム類)
          ホテル   1.9億ユーロ(観光客誘引)
          レストラン 7.7億ユーロ(ケルシュやアルトビア)
          交通    2.6億ユーロ(電車、タクシー)など
  • コロナで大きく落ち込んだ後、昨シーズンは既に16.5億ユーロまで回復
  • 今シーズンはそこから微増見込み

 

<ドイツ大使館のカーニバル解説>

japan.diplo.de

 

<昨年のデュッセルドルフのカーニバルの様子>

youtu.be

 

【注意】

ドイツではスリが非常に多く足元インフルエンザも結構流行っている(下図赤線が人口10万人当たりの新規感染者数推移、現在の患者総数610万人)ので、くれぐれもご注意ください。

https://influenza.rki.de/Wochenberichte/2023_2024/2024-04.pdf

 

<もっとドイツの小ネタが欲しい方は、こちらをご覧ください>

note.com