先ほどドイツ経済省のGDPナウキャストの今月分が出たのですが、第3四半期の実質GDP予想は、前期比▲1.1%、第4四半期は+0.1%と非常に弱い組み合わせとなっていました。
もし本当にそのような軌道になれば、今年通年の着地は▲0.76%となり。。。
現時点で一番弱い予測(エッセン研:RWIの▲0.6%)をも下回ることになります。
ドイツ連銀の9月月報でも「Q3のマイナスはやむなし」という書きぶりでしたし、その後出たifoやPMIも弱いので、マイナスとなること自体は市場にも相応に織り込まれていると思いますが。。。
市場が覚悟しているのは、前期比▲0.1%程度のマイルドなマイナス(Q3速報発表は10/31火)であり、▲1%強のマグニチュードではありません。
https://tradingeconomics.com/germany/gdp-growth
天然ガスは十分備蓄が進んでおり、よほどの厳冬にでもならない限り、エネルギー危機は回避できると思いますが。。。
https://www.zeit.de/wirtschaft/energiemonitor-deutschland-gaspreis-spritpreis-energieversorgung
世界経済がここからまだまだ下向きなので、輸出頼みのドイツ経済は確かに当面苦しそうです。
★実際にifo輸出期待が今月ガクンと落ちてしまっています。
https://www.ifo.de/fakten/2023-09-26/ifo-exporterwartungen-deutlich-gesunken-september-2023
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