日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20230925 ドイツ景気先行指標類アップデート

 

●9月ifo景況指数(上図)は市場予想(上表左)ほどには落ち込まなかったものの、ドイツ経済反転上昇の兆しが見られない弱い内容となっていました。

景気サイクル図的に見ても、リセッション領域(第3象限)の奥深くに入り込んでいます。さすがにそろそろこの辺が底かも知れない、くらいの期待は持てるかもませんが、改善の具体的手応えは全く見つからない感じです。


業種別で今なお好調(赤色)と言えるのは、WZ 79:旅行関連と S:その他サービス(恐らくIT関連のメンテやエステ類など)の二つだけとなっています。

 

9月PMI速報は予想よりはややマシだったものの、Q3の前期比GDPはマイナス(▲1%程度か)となることが避けられそうもない水準となっています(左)。その主因はリーマンショックやコロナ並みの不振が続く製造業(右)で、サービス業は50近くにまで回復しています。

https://www.pmi.spglobal.com/Public/Home/PressRelease/9d4bb7c119c649239502dfb771db658b

 

●ドイツ連銀の週次経済活動指数(WAI)は、四半期実質GDP前期比換算で+0.2%ペースまで落ちてきましたが、それでもまだプラス成長を示唆しています。

https://www.bundesbank.de/de/statistiken/konjunktur-und-preise/woechentlicher-aktivitaetsindex

 

note.com

 

★左上や以下のバナーをクリックしてランクアップにご協力頂けると大変うれしいです!