日独経済日記

日独間の架け橋となることを目指しています

20240526 ドイツの気になる世論調査結果5選(政治家人気トップ10、欧州議会選など)

①政治家人気トップ10~ピストリウス国防相がトップ独走継続。来秋の選挙ではショルツ首相の代わりに首相(筆頭)候補に推すべきとの声も出始めている(が本人は固辞)。メルツCDU党首株が浮上する一方で、ショルツ首相の人気低迷は継続。

 

欧州議会(6月9日)~極右AfD(青)が前回(2019年)から5.7%pt得票を伸ばし、第2党に躍り出る見込み。但し、ここ半年くらい、各種スキャンダル発覚/反極右デモ/極左ポピュリズム新党誕生などを背景に支持率の低下が続いている(④ご参照)。

 

③東独3州(9月1, 22日)~3州とも(全独ベースでは失速気味の)AfDがしっかりトップを維持しており、「極右躍進」とドイツで大問題となることが確実な情勢。

 

連邦議会(来秋)~AfDの支持率急低下が続き、SPDに並んだ。②(欧州議会選ベース)よりSPDとFDPの支持率がやや高い。

ちなみに上記②~④のデータの誤差は1~2%程度(これくらいの差であれば実際の選挙で逆転が十分ありうるという目途)。

 

⑤債務ブレーキ(新規債務をGDP比0.35%以内に制限する憲法の条項)について~緩和賛成38%(左派政党での支持大)に対して反対56%と健全財政堅持に対する国民の支持(バラマキに対する反対)は根強い。

 

上記のデータソース:

www.forschungsgruppe.de

dawum.de

www.wahlrecht.de

 

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