最近ドイツの政党別支持率が結構動いています。
先ほどFORSAの結果が出て、ついにSPDが23%でトップに立ちました。
Sonntagsfrage – Forsa (Wahlumfragen zur Bundestagswahl) (wahlrecht.de)
3党連立の組み合わせは理論上たくさんありますが、
というフィルタをかけると、現実味があるのは以下の組み合わせのみと思います。
①もしCDU/CSUが第一党かつGreenとの連立で過半数を確保できるようなら、
この2党だけで「黒緑」連立(確率15%)
②おそらく過半数には足りないので、上記にFDPを加えた「ジャマイカ」で決着
(確率50%)
③もしSPDが第一党となるなら、まずGreen+FDPとの連立「信号機」を模索するが、
FDPが財務相ポストを要求するので、合意は容易でない(確率15%)
④「信号機」がどうしてもうまくいかない場合には、SPDは仕方なくGreenと左派(Linke)を取り込んだ「赤赤緑」政権樹立を目指す(確率20%)
CDU/CSUが第一党である限り、FDPが強力にジャマイカを押してくれる(メインシナリオ)ので②までで止まると思いますが、SPDが第一党となり、赤々緑で過半数が確保できるようなら、経済界が恐れる左派政権(④赤々緑)が現実味を帯び始めます。
首相レ-スはまだ以下の序列ですが、確率を少しショルツ方向にシフトしておきます。
SPDが第一党になると、当然ショルツがトップに躍り出ます。
①ラシェット 65% (ジャマイカ又は黒緑)
②ショルツ 30% (SPD主導の信号機又は赤々緑)
③ベアボック 5% (Green主導の信号機又は赤々緑)