本日WAHLENとYouGovの世論調査結果が出て、後者でSPDがCDU/CSUを2%上回る結果となっていました。SPDが第1党となる結果はFORSAに次いで二つ目です。
Wahlumfragen zur Bundestagswahl 2021 – Sonntagsfrage (Wahlumfrage, Umfragen) (wahlrecht.de)
8月後半の結果の7つの平均値ではまだCDU/CSUが1%だけSPDをリ-ド(23.2%対22.2%)していますが、SPDが第1党になる場合には、連立シナリオは下表右端のように大きくシフトすることになりそうです。
左派党(LINKE)が支持を伸ばしているわけではないので、現政権からの極端な左旋回を意味する赤々緑政権がそう簡単にできるとは思いませんが、SPDは左派が支配している(党首は左派)ので、FDPの要求が高すぎると、信号機ではなく赤々緑が選択されてしまいかねないと思います。
SPDが第1党となる場合、首相レ-スとしてはショルツ75%、ラシェット25%というシナリオ分布になりそうです。Greenが第1党となる可能性がまずなくなったので、ベアボック首相の芽は消えると思います。
本日ZDFの政治家人気ランキング(トップ10)も更新されましたが、
ショルツ蔵相のみスコアを改善しています。
マ-ス外相とゼ-ホ-ファ-内務相は、アフガン問題で、
シュパ-ン保健相は、再加速で打つ手のないコロナ対策で、
ラシェットCDU党首/NRW州知事は、CDU/CSUの支持率低下で
それぞれ大幅に不人気化しています。
これらはすべてメルケル首相にも責任があると思うのですが、人気度へのダメ-ジは限定的になっています。やはり人徳ということでしょうか….
なお、こちらのUKブックメーカーのオッズでは、ついにショルツがラシェットを逆転してきました。おカネがかかっているだけあって、本当によく見ていると思います。
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